Lighting
Arts & Craftsの照明器具



Dirk van Erp



1999年11月に
$159,500 (約1680万円)
で落札された Erpの
オリジナルのマイカランプ
1886年にオランダからサンフランシスコに移住したDirk van Erpは腕の良い銅細工師であった。彼は銅のたたき出しのBASEに薄い雲母片を幾重にも重ね合わせたシェードを用いた素朴なランプを考案した。最初は製作したものを知人にプレゼントしたりしていたが1908年にワークショップをオープンするとアーツ&クラフツブームに乗りまたたく間に成功を収めた。ニューヨークのメトロポリタンをはじめ全米の美術館で彼の作品を見ることができるが、アンティーク市場でも人気のアイテムのひとつである。


Dirk van Erpを はじめとするアーツ&クラフツのランプを当時と同じ技法で製作しているメーカーがMica Lamp Companyである。
当時と同じく職人によるたたき出しのVASEを使用。シェードもマイカ(雲母片)をシェラックで幾重にも重ねていくという当時と同じ手法で製作し、オレンジの独特の落ち着いた光を再現している。
   

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