1886年にオランダからサンフランシスコに移住したDirk
van Erpは腕の良い銅細工師であった。彼は銅のたたき出しのBASEに薄い雲母片を幾重にも重ね合わせたシェードを用いた素朴なランプを考案した。最初は製作したものを知人にプレゼントしたりしていたが1908年にワークショップをオープンするとアーツ&クラフツブームに乗りまたたく間に成功を収めた。ニューヨークのメトロポリタンをはじめ全米の美術館で彼の作品を見ることができるが、アンティーク市場でも人気のアイテムのひとつである。
Dirk van Erpを はじめとするアーツ&クラフツのランプを当時と同じ技法で製作しているメーカーがMica
Lamp Companyである。